アメブロではない自分だけのメダカサイトを持ちたくないですか?

【警告】針子に生茶は危険!?ゾウリムシ入り生茶を与え続けた結果…

スポイトでゾウリムシ入り生茶を注ぐイメージ
  • URLをコピーしました!

針子の餌に「ゾウリムシ」は知るところ。

ゾウリムシは、生茶で増やすことができます。

しかし、ゾウリムシを生茶ごと与えるとき、針子に良くないのではと不安になります。

そこで、一週間ほどゾウリムシ入り生茶を多めに与えてみて、針子への影響を確かめてみようと思います。

ただし、針子が異常をきたした場合、すぐに中止するのでご容赦ください。

目次

ゾウリムシは培養液ごと与えるのが簡単

ミジンコをすくえる網でも、微細なゾウリムシはすり抜けてしまいます。

ゾウリムシをすくった網

ゾウリムシの映像がこちら

針子の飼育水に、ゾウリムシの培養液を入れたくない場合、コーヒーフィルターなどでゾウリムシを濾し取る必要があります。

しかし、ゾウリムシを与えるたびに、この作業を毎回行うのはけっこう手間です。

メダ吉さん

だから、ゾウリムシを培養液ごと与えることになっちゃうんだよね

ゾウリムシをすくえる網もあります

ゾウリムシ網

レビューも好意的なので、試してみる価値はありそうです。

生茶でのゾウリムシ培養は、匂いが気にならないのでおすすめ。

PSBエビオス錠で培養するとなぜ臭くなる?

ゾウリムシの餌となるバクテリアがタンパク質を分解し、その過程でアンモニアが生成されるから

生茶の成分がこちら

KIRIN
メダ吉さん

タンパク質は含まれないから、臭くならないんだと思うよ!

ただし、生茶はゾウリムシ培養におすすなものの、針子への影響がどれほどかよくわかりません。

それを確かめるのが、今回の実験の目的です。

30L水槽で換算すると、1日1Lのゾウリムシ入り生茶を与え続ける

実験を行ったのこのような時期

実験当時の天気予報

孵化から3日以上が経ち、餌をついばむようになった針子10匹に協力してもらいます。

針子を入れたお皿

別のお皿に、浄水を150mlほど張りました。

浄水を入れたお皿

このお皿へ10匹の針子たちを移動。

針子をスポイトで吸い取り
スポイトで吸い取った針子を移す

10匹すべてを移し終えました。

お皿の中の10匹の針子

このお皿を、水温26℃ほどの水槽の水に浮かべて針子を育てます。

針子のお皿を水槽に浮かべた

水量150mlのお皿に、毎日5mlのゾウリムシ入り生茶を投入。

ゾウリムシ入り生茶をスポイトで吸い取り
スポイトで吸い取ったゾウリムシ入り生茶を投入

毎日投入する生茶は、お皿の総水量の1/30ほど。

30L水槽で換算すると、1日1Lのゾウリムシ入り生茶を与え続けるのと同じです。

水換えは行わず足し水にとどめるため、生茶は少しずつ濃いなっていくものと思われます。

生茶でゾウリムシを培養したときの配分はこちら

事前にゾウリムシ入り生茶のph(ペーハー)を、水質テス6in1でチェックしておきました。

水質テス6in1の試験紙をゾウリムシ入り生茶に浸す

ph8.4とアルカリ性でした。

ph8.4を示した水質テス6in1の試験紙

メダカに適したphは、弱酸性~弱アルカリ性といわれます。

メダ吉さん

ph7が中性だから、針子にとってph8.4はややアルカリ性に傾き過ぎているような気が…

生茶が針子に与える影響を確かめてみた

では、いってみましょう。

実験開始

11月27日・17時15分を表示したスマホ

実験開始が夕方だったため、初日のみ、ゾウリムシ入り生茶5mlをまとめて与えました。

ゾウリムシ入り生茶をスポイトで吸い取り

明日からは、2.5mlずつを朝夕2回に分けて与えていきます。

2日目

11月28日・10時25分を表示したスマホ

10匹の針子はすべて元気です。

10匹の針子の様子

本日、1回目のゾウリムシ入り生茶2.5mlの投入。

ゾウリムシ入り生茶をスポイトで吸い取り
吸い取ったゾウリムシ入り生茶を投入

同じように、夕方もゾウリムシ入り生茶を2.5ml投入しました。

3日目

11月29日・9時3分を表示したスマホ

10匹の針子はすべて元気そう。

10匹の針子の針子の様子

本日、1回目のゾウリムシ入り生茶2.5mlを投入。

ゾウリムシ入り生茶をスポイトで吸い取り

夕方です。

11月29日・16時49分を表示したスマホ

本日、2回目のゾウリムシ入り生茶2.5mlを投入。

吸い取ったゾウリムシ入り生茶を投入

4日目

11月30日・10時33分を表示したスマホ

10匹のメダカたちは問題ない様子。

10匹の針子の針子の様子

本日、1回目のゾウリムシ入り生茶2.5mlを投入。

ゾウリムシ入り生茶をスポイトで吸い取り
吸い取ったゾウリムシ入り生茶を投入

夕方、2回目を投入しました。

11月30日・17時14分を表示したスマホ

そのときの様子を動画でご覧ください

10匹すべて元気で、ゾウリムシを嬉しそうに食べています。

翌日もゾウリムシ入り生茶を与えて、明日で実験開始から5日が経ちます。

6日目

12月2日・9時46分を表示したスマホ

本日、1回目のゾウリムシ入り生茶2.5mlを投入。

吸い取ったゾウリムシ入り生茶を投入

これまでとは様子が違って、ゾウリムシを食べようとせず、底でじっとしている針子が2匹ほど見られました。

10匹の針子の針子のうち2匹が底で動かない

夕方、2回目の投入しようと様子をうかがったところ…

12月2日・17時26分を表示したスマホ

生きてはいるものの、底でじっと動かなくなった針子が3匹に増えていました。

10匹の針子の針子のうち3匹が底で動かない

水温が気になったので測ってみると、何も問題なし。

水温計が25℃を表示

ということで、7日間行うつもりだった実験は、ここで中止です。

これまで針子を育ててきた経験からして、いつもと明らかに様子が違っています。

ただし、残りの針子は普通に泳いでいました。

実験結果による考察

生茶が針子に与える影響を知るため、通常よりもかなり多めのゾウリムシ入り生茶を、5日間にわたり与え続けました。

その結果、生茶が濃くなりすぎるのは針子にとって危険であることを確認。

メダ吉さん

生茶はメダカ飼育を想定したものではないから、当然と言えばとうぜんの話だよね

とはいえ、どれほどの分量が危険なのか、実際に確かめた情報は見当たりませんでした。

今回、150mlの飼育水に対し、5日間で20ml(5ml✕4.5日)のゾウリムシ入り生茶を投入。

足し水はしなかったため、単純計算で13%の濃度になります。

ゾウリムシ培養液なので、生茶自体の濃度はもっと低い

実験結果より確実に言えるのは、

飼育水の総量に対し、1/30以上のゾウリムシ入り生茶を日々与え続けるのは避けるべき

ただし、以下のようなゾウリムシ培養の配分割合から導き出された結論です

ちなみに、水槽に浮かべた隔離ケースの針子に、毎日ゾウリムシ入り生茶を与えています。

水槽に浮かべた隔離の中の針子

隔離ケースの水量は850mlほど。

毎日、10ml(5ml✕2回/1日)のゾウリムシ入り生茶を与えています。

これまで、異常をきたした針子はいません。

ゾウリムシ入り生茶を与えた直後の映像がこちら

メダ吉さん

この隔離ケースには、水槽の水がわずかに流入するため、生茶が少しずつ薄まっていく点は考慮すべきかも

【最後に】ゾウリムシ入り生茶を針子に与え続けた結果…

針子にゾウリムシを与えるとき、飼育水の総量に対し、1日に1/30以上のゾウリムシ入り生茶を与え続けるのは避けるべきです。

ただし、飼育水の総量に対し、1日に1/100ほどであれば気にする必要はないでしょう。

ゾウリムシは針子にとって、一番おすすめな生き餌。

メダ吉さん

生茶で増やしながら、針子を餓死させることなく育ててあげてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次