針子の餌に、ゾウリムシを増やしています。
キリンの「生茶」で培養すると、臭くないので助かります。
ゾウリムシを増やしたい「でも臭いのはイヤ!」といった方に、生茶での培養方法をご紹介いたします。
ゾウリムシを生茶で増やすときの分量
生茶でゾウリムシを増やすとき、必要なものは以下のとおり
ゾウリムシの種水とは、目に見えるほどゾウリムシがびっしりと存在する、完成した培養液のことね!
こんな感じ
それぞれの分量がこちら
生茶で培養すると臭くないので、お部屋でのゾウリムシ培養におすすめ!
あらかじめ、ゾウリムシの培養容器を作っておくと便利です
ゾウリムシを培養するのは、凹凸のないペットボトルがおすすめ。
ちょっとでも凹凸があると、そこにゾウリムシが挟まって動きを止められることで、培養が進まなかったり、死んでしまったりするだよね
以上をふまえ、それではいってみましょう!
生茶でのゾウリムシの増やし方
こちらが、ゾウリムシ培養のために自作した容器
キリンの生茶で培養します。
まずは、200mlの生茶をペットボトルに注ぎます。
次に、カルキ抜きした300mlの水道水。
わたしの場合、浄水器の浄水を使用しています。
生茶と浄水で500mlの状態。
最後に、ゾウリムシの種水を300mlほど注ぎます。
これで完成です。
あとは、ペットボトルのフタを閉めて、シャカシャカ振ってください。
ペットボトルを振る理由は、餌となる生茶をゾウリムシに行き渡らせるため。
ただし、振る必要はないという意見もあるみたいだよ
確かに、粉茶などで培養する場合、ゾウリムシの餌となる粉茶が沈殿してしまいます。
それに対し、生茶は水と均一に混じり合うため、ペットボトルを振る必要はないのかもしれません。
しかし念のため、わたしは振っています。
その理由がこちら
- たっぷりの酸素を供給するため
- 細胞分裂を促す刺激を与えるため
- 水面の油膜を剥がすため
ゾウリムシは重力に逆らって泳ぐ性質があるため、水面に油膜があると、吸着されて身動きとれなくなってしまうそうだよ
身動きとれなくなってしまうと、培養が進まなかったり、死んでしまったりするため、1日1回はペットボトルをシェイクします。
ゾウリムシ培養液の保管方法
ゾウリムシの保管場所は「暗いところ」と言われますが、明るい場所でもかまいません。
ただし、紫外線には弱いみたいなので、屋外保管には注意してくさい。
ゾウリムシの培養は直射日光の当たらない場所で行うようにします。
引用:ゾウリムシラボ
ゾウリムシは紫外線も苦手なようです。
ゾウリムシの適温は20~25℃、水温が6℃を下回らなければ生きていけるそうだよ!
ゾウリムシが生き残る厳しい環境の極限の下限は 6℃,上限は 34℃であった
引用:ゾウリムシの生殖
酸欠状態を防ぐため、ペットボトルのフタは開けておきます
フタは、ただ載せておくだけ。
1日に1回、ペットボトルをシェイク。
5日ほどでゾウリムシが増殖し、培養液の完成です。
追記
今回、同時に2本のペットボトルでゾウリムシを培養していました。
すべての条件が同じなのに、生茶(培養液)の色がまったく異なります。
しかし、どちらも培養は進んでいるようです。
なぜ、ここまで色が違ってきたのか謎ですね…
もし、その理由に心当たりがあるなら、一番下のコメントフォームから、ぜひご意見をお聞かせください!
【最後に】メダカの針子の餌におすすめゾウリムシの増やし方
室内で培養することの多いゾウリムシ。
臭いは大敵、家族に総スカンをくらうかもしれません。(汗)
生茶で培養すると、まったく匂わないので安心ですね。
ぜひ、ご意見をお聞かせください!