冬場にミジンコは水温何度まで耐えられる?屋外容器で確かめてみた!

タマミジンコを入れた屋外容器

本格的な冬の到来を前に、屋外ミジンコが気になり始めました。

寒さに耐えられず、絶えてしまうのではないか?

春先にかけ、ミジンコ観察を続けてみた結果、想像とは違っていたので共有いたします。

目次

\ 完全無料・20分あればOK /

ネットショップを立ち上げておきませんか?

冬場、屋外ミジンコは全滅のように言われるけど…

ミジンコは寒くなると、耐久卵を産んで死んでしまうのだとか。

メダ吉さん

となると、メダカの貴重な生き餌を、年中ストックするのは難しいよね…

しかしながら、水温が何℃まで下がると、ミジンコは死んでしまうのか、詳しい情報は見当たりません。

ちなみに、耐久卵(休眠卵)というのは、ミジンコの生き残り戦略のようです

温度が低く、餌となる植物プランクトンがとれない冬は、体外に産み出した乾燥にも耐えることができる休眠卵が湖沼の底に沈んだまま春を待つ。

引用:サイエンスポータル(国立研究開発法人科学技術振興機構)

上記から察するに、

  • 餌があれば冬場も生存できる可能性あり
  • 全滅した場合、底に卵が沈んでいる可能性あり

このような点も踏まえつつ、ミジンコ観察してみます。

メダ吉さん

冬場にわずかでもミジンコが生き残ってくれれば、春先から増やしていけるんだけど…

ちなみに、屋内メダカの水槽を利用したミジンコ繁殖は可能です

冬から春先にかけての屋外ミジンコ観察

PSBを与えつつ、ほぼ放置状態でミジンコが繁殖していた小さな容器。

ほぼ放置状態のミジンコ屋外容器

エアレーションなど一切していません。

11月に入り、だんだん寒くなってきた時期。

11月の天気予報

ミジンコの状態を適宜アップしていきます。

11月6日

15時で、水温15.2℃。

水温計が15.2℃を表示

ミジンコは、あまり動いていないものの、しっかりと生存しています。

容器の中のミジンコ

別の容器に取り出してみると、ミジンコは元気でした。

別の容器に取り出したミジンコ
メダ吉さん

このミジンコは「タマミジンコ」だよ!

11月28日

スマホが11月28日・14時21分を表示

午前中は10℃を下回る状況。

当日の気象条件

14時20分ごろで水温9.7℃。

温計が9.7℃を表示

かなり寒くなってきたものの、ミジンコは生存しています。

容器の中のミジンコ

底に沈んだアオミドロに、潜り込んでいるミジンコも見られます。

容器の中の底のアオミドロ

アオミドロがベッドになって、寒さを和らげているのでしょうか。

12月14日

スマホが12月14日・8時32分を表示

8時30分ごろで水温6.5℃。

水温計が6.5℃を表示

さすがにこの水温は厳しいだろうと思いましたが、何のその!

ほぼ動いていなかったのに、容器を揺らすとウジャウジャ泳ぎ始めます。

容器の中のミジンコ

「寒さに耐えられず死んでしまう」のは、いったい何℃?

12月19日

スマホが12月19日・8時を表示

8時で水温4.3℃。

水温計が4.3℃を表示

この日、近隣各地で初雪を観測。

当日の気象条件

そんな冬まっさかりでも、ミジンコは生存中!

容器の中のミジンコ

少しずつメダカに与えているため、数は減りましたが健在です。

ミジンコの餌として、クロレラを投入してみました。

ミジンコ容器にクロレラ投入

すぐに傷んでしまう生クロレラよりもおすすめ

観賞魚用特殊クロレラパウダー20g

created by Rinker
クロレラ工業株式会社
¥1,650 (2025/05/09 14:23:57時点 Amazon調べ-詳細)

近寄ってくるミジンコもいます。

クロレラに近寄ってくるミジンコ

クロレラを与えた様子を動画でご覧ください

メダ吉さん

冬場はミジンコが全滅すると言われるけど、ここまで生存するとは驚きだね!

さらなる水温低下にともない、状況をリポートしていきます!

1月11日

スマホが1月11日・8時37分を表示

気温3.1℃。

気温計が3.1℃を表示

水温も2.8℃と、かなり下がってきました。

当日のミジンコ容器の様子
水温計が2.8℃を表示

数は多くないですが、容器を揺らすとミジンコが動き始めます。

当日のミジンコの様子
メダ吉さん

寒さが増して、とりわけミジンコが死んでいるようにも感じないんだよね…

2月4日

スマホが2月4日・8時24分を表示

昨晩、少し雪が降ったようです。

降雪した外の景色

でも、ミジンコは全滅していません。

当日のミジンコの様子

ほとんど、エサもあげていないのに…。

2月6日

スマホが2月6日・8時00分を表示

ついに水面が凍結。

ミジンコ容器に氷が張った様子

水温1.6℃。

水温計が1.6℃を表示

氷を除いてミジンコの様子を観察。

当日のミジンコの様子

容器を揺らしてみると、これまで通りミジンコは泳ぎ始めます。

メダ吉さん

氷が張るような水温でも、ミジンコは死滅しないんだね!

2月8日

スマホが2月8日・9時58分を表示

この日もやはり凍結。

ミジンコ容器に分厚い氷が張った様子

氷が張った状態で、水温1.9℃。

水温計が1.9℃を表示

厚さ1㎝以上の氷でした。

ミジンコ容器に張った氷の厚み

このときのミジンコの様子を動画でご覧ください

メダ吉さん

ミジンコは寒くなると「耐久卵を産んで死んでしまう」というのは何だったんだろう…

「タマミジンコ」だけが、特殊なのでしょうか。

3月19日

スマホが3月19日・8時29分を表示

4月も近づいているのに、山間で雪が降るなど真冬のような冷え込みです。

当日の気象条件

朝日が差している状況で気温5.5℃。

温度計が5.5℃を表示
メダ吉さん

少し前に「オオミジンコ」を手に入れたんで、10日ほど前からベランダに置くようにしたよ

その様子を動画でご覧ください

メダ吉さん

タマミジンコだけでなく、この寒さで、オオミジンコも大丈夫そうなんだよね…

4月2日

スマホが4月2日・10時57分を表示

数日前に寒波が到来したものの、ようやく気温も安定してきました。

4月の天気予報

冬から春先にかけての屋外ミジンコ観察は、ここで終了。

タマミジンコを、小さな容器からNV BOX22に移し替えました。

ミジンコを映したNV BOX22の様子

移動後に、2回ほどクロレラを与えています。

屋外で越冬したミジンコを動画でご覧ください

4月30日

スマホが4月30日・15時31分を表示

軽くエアレーションしながら、少しだけクロレラを与えています。

ミジンコのNVボックスにエアレーションしている様子

粉エサと併用しながら、メダカに与えられるくらいに増えてきました。

当日のミジンコの様子

増殖したタマミジンコ・オオミジンコの様子を動画でご覧ください

メダ吉さん

これなら、年中ミジンコをストックできそうだね!

【考察】春先にかけミジンコ観察を続けてみて

ミジンコは寒くなると、「耐久卵を産んで死んでしまう」ものだと思っていました。

しかし、結果はご覧のとおり。

ミジンコ観察の状況説明として、

  • もともとPSBでミジンコ培養していた容器
  • その容器を冬の間ベランダに放置した
  • 底にアオミドロが堆積した状態
  • 月に1~2回だけ粉クロレラの溶液を与えた
  • ただし、与えた頻度は適当
  • エアレーションは一切なし

温度が低く、餌となる植物プランクトンがとれない冬は、体外に産み出した乾燥にも耐えることができる休眠卵が湖沼の底に沈んだまま春を待つ。

引用:サイエンスポータル(国立研究開発法人科学技術振興機構)

底にアオミドロが堆積した状態でのスタートでしたが、これが直接的にミジンコのエサになるとは考えにくいです。

メダ吉さん

アオミドロがミジンコのエサになるなら、自然界のミジンコだって、冬にエサがあることになるもんね…

底に休眠卵があるかどうかは、ミジンコは全滅しなかったので確認していません。

メダ吉さん

ということで、ミジンコは凍結するような冬の屋外でも、「全滅しない!」という結果でした

\ amazonセール開催中!/

今だけお得なメダカグッズをチラ見しておく

【最後に】冬場にミジンコは水温何度まで耐えられる?

ミジンコが屋外越冬できるなら、メダカの生き餌を冬場も欠かさずにすみそうです。

メダ吉さん

屋内での繁殖だと、スペースや費用のことが気になるもんね…

春先からがんがん増やして、大量のミジンコをストックしていこうと思います。

タマミジンコ 約10,000匹+オマケ3,300匹

一度ミジンコを取得すれば、あとは屋外で増やせばOKです!

メダカ水槽を利用したミジンコ繁殖も可能です

\ 完全無料・20分あればOK /

ネットショップを立ち上げておきませんか?

  • URLをコピーしました!
目次