メダカの越冬対策に効果的と言われるのが「深めの容器」
- 底まで凍結しづらい
- 水温変化が緩やか
といった理由からです。
では、深めの容器は水温低下にどれほど有利なのか?
寒さ進行中の現在、色々と確かめてみるのでご参考ください。
メダカの越冬に深めの60Lタライを使用中
深めの容器として、カインズで購入した高さ34cmの60Lタライを使っています。


水を張ったときの水深は30cmほど。
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紅灯の種親・越冬組を5匹入れています。


水温はHATUSOKU 外部センサー付きデジタル温度計で計測。

温度センサーのコードが長いので、深い容器の底まで沈められて便利。

知りたい期間の最低・最高水温も計測できるよ!
60Lタライの表面と底の水温差は?
実験を行う時期


福岡にも本格的な冬が到来しました。
温度計(水温計)を2つ用いて、タライの底と水面の2箇所に温度センサーを設置。


水温がどのように違っているか、色々と検証してみます。
タライの飼育水をすべて水換えした直後の様子


底(左側)も表面(右側)も、ほぼ同じ水温からのスタート。


夜間に水温差を確認してみることに。


底も表面も11.3℃と、まったく同じ水温でした。




翌日のお昼どき。


少しだけ水温差が生じていました。


表面の水温とくらべ、底の水温が0.3℃温かい状態。
ちなみに、この日の気温はこんな感じ


タライの水温が、外気温に影響されているのがよくわかります。



底の水温が温かいということは、水面から冷やされているんだと思うよ
さらに翌日の早朝。


60Lタライの紅灯は、底でじーとしています。


夜間から朝にかけて雨が降ったようです。


昨日と同じく、底と水面の水温差は0.3℃でした。



その後、同じような気象条件で何度か確認してみたけど、底と水面の水温差はだいたい0.3℃だったよ!
NVBOX22との水温差を比較
60Lタライの底と表面の水温差を確認した直後…


60Lタライの目の前に置いてあるNVBOX22の水温を計測してみました。


この時間帯、より直射日光が差すのはNVBOX22の方です。
しかしながら、60Lタライの表面水温6℃に対し、NVBOX22の水温は4.7℃。



60Lタライの底の水温は6.3℃だったので、その差1.6℃だね!
4L容器との水温差を比較
60Lタライのすぐ近くに、ミジンコのいる4L容器があります。




1月1日・午前7時52分に、2つの容器の水温を測ってみました。


60Lタライの水温は6.4℃で、4L容器の水温を1.6℃上回っていました。


冬場の凍結対策において、水量の多い容器の方が有利というのは確かなようです。
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【現状のまとめ】メダカの冬越しに深め容器は水温的に有利か?
浅めの容器(NVBOX22)に対し、水温差1.6℃の深めの容器(60Lタライ)は、メダカの冬越しに有利と言えそうです。
ただし、まだ結論づけるのは早計でしょう。



これからが寒さ本番! 春先にかけて状況をリポートしていくね!