メダカの越冬に使われる柿の葉。
なぜ柿の葉なのか、どのような効果があるのか、気になっていました。
実際に使っての気づきをご紹介しつつ、春先までの状況をリポートいたします。
あと、次の冬も再利用できるかどうかも、気になるところですね。
メダカの越冬に「柿の葉」がもたらす最大の効果とは?
柿の葉を使ってみて、その最大の効果に気づきました。
柿の葉を入れたのはNV BOX22。


幹之メダカに越冬してもらいます。
柿の葉を20枚ほど投入。

容器の水は新水です。

葉っぱの腐食具合や水質変化など、春先に確かめてみるよ!
柿の葉を入れたあと、幹之メダカを放ちました。




すると、すぐにこの状態


メダカの気配すら感じられなくなりました。



柿の葉がもたらす最大の効果は、ずばり「隠れ家づくり」にあると思うよ!
水底に溜まった落ち葉を、魚にとって「ふかふかのベッド」と表現されることがあります。
しかし、葉っぱの隙間が温かい、というわけではないようです。






とはいえ、凍えるような水の中で動けなくなったメダカにとって、もぐり込んで身を潜められる「隠れ家」になることは間違いないでしょう。



メダカの越冬に柿の葉がもたらす最大の効果は「隠れ家づくり」ね!
他の葉っぱではなく「柿の葉」を使う理由
メダカの越冬に使用する場合、柿の葉の特徴は大きくは2つ。
- 殺菌作用がある
- 葉が大きくて肉厚
この2つの特徴が、さまざまなメリットをもたらします。
1.殺菌作用がある
柿の葉には、多くの有効成分が含まれているのだとか。
- タンニン
- カテキン
- ルチン
- ビタミンC
- ミネラル(カルシウム・カリウム・亜鉛・鉄など)
お茶や石鹸など、これらの成分を原料とした商品をよく見かけます。


タンニンなどがもたらす「殺菌作用」をウリにした商品開発も盛んですね。


柿の葉に殺菌作用があるというのは、少なからず間違いないようです
柿と柏には、納豆菌に対して弱いが殺菌効果がある
引用:食品を包む葉の殺菌作用について(奈良教育大学附属中学校 科学部探究班)
この殺菌作用が、メダカに病気をもたらす細菌を抑制するのだとか。



つまり、メダカの病気を予防できるということ!
真偽のほどは定かでありませんが、少なくとも柿の葉に殺菌作用があるのは確かなようです。
メダカの病気の発症原因についてはこちら
2.葉が大きくて肉厚
実際に手にしてみると気づくんですが、柿の葉の大きさ。


こんなに大きかったっけ?
しかも、肉厚で頑丈。


水の中でも、ちょっとやそっとじゃ腐食しそうにありません。
大きくて肉厚な柿の葉は、やはりメダカの越冬に向いています。
- 葉が大きい:もぐり込む隙間をつくりやすい
- 肉厚で頑丈:腐食による水質悪化の心配が少なめ



ただ、葉っぱをしっかり乾燥させていないと、腐食しやすいみたいなので気をつけて!
ということで、メダカの越冬に他の葉っぱではなく、柿の葉を使うメリットは大きく3つ。
- 病気を予防できる可能性あり
- もぐり込む隙間をつくりやすい
- 腐食による水質悪化の心配が少なめ



メダカの越冬に柿の葉を用いる最大の効果が「隠れ家づくり」にあることは、すでにご紹介のとおり!
メダカの越冬に柿の葉を試してみる
メダカにとって越冬は、決して楽なものではないはず。
そんな越冬を手助けしてくれる「柿の葉」の状況について、春先までリポートいたします。
12月23日


柿の葉の入手が遅れたので、少し遅い越冬準備となりました。
NV BOX22に新水を張り、柿の葉を20枚ほど投入。


乾燥させているので、ほとんどの葉っぱが浮かんでます。


そこに10匹の幹之メダカを放ちました。


すぐに見えなくなってしまいました。


柿の葉を入れると、見た目も自然っぽくていい感じ。
12月24日


水温6.6℃。


ほとんどの葉っぱが沈みました。


アク抜きしているせいか、柿の葉による水の着色は見られません。
葉っぱをずらしてみると、二匹のメダカを発見!


元気そうで何よりです。
12月25日


水温5.5℃。


葉っぱを重ねてみようと、水に手を入れました


キンキンで手が痛いです。
柿の葉の数が少ない場合、一箇所に重ねておくと隙間ができやすそう。


12月26日


水温9.3℃。


ここ最近としては、わりと暖かめな一日。


姿を見なかったメダカたち、今日は出てきてます。




寒くなると、すぐに避難できる隠れ家があるのは、こちらとしても安心ですね。



これからが寒さ本番! 春先にかけて状況をリポートしていくね!
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