メダカの稚魚(針子)が、餌を食べない!
であれば、「ゾウリムシ」を試してみては?
針子にとって、ゾウリムシがいかに小さくて食べやすいか、実際の動画をご覧いただけます。
餌を「食べない」のではなく「食べられない」のでは?
産まれたばかりの針子は、わずか5mmほど。

※すべての画像はタップ(クリック)すると拡大できます
そんな針子の口がいかに小さいか、言うまでもありません。

針子がエサを食べないとき、大きすぎて「食べられない」のかもしれません。

大きすぎるエサが喉に詰まって、昇天してしまうことも多いみたいだよ!
経験上、餓死よりもむしろ、大きすぎるエサによる窒息死の方が危険だと感じています。
粉エサをすりつぶすと、メダカの稚魚にも与えられる?
通常の粉エサであっても、小さくすりつぶしてあげれば、針子が食べることもできるでしょう。
パウダー状の粉エサも販売されています。



ただし、粒が細かくなるほど、水に溶けやすくなってしまうんだよね…
エサが水に溶けると、窒素やリンなどが増加して富栄養化してしまい、水質悪化につながるのでご注意ください。
メダカの稚魚にゾウリムシがおすすめな3つの理由
ということで、メダカの稚魚には「ゾウリムシ」がおすすめ。



特に、産まれて10日くらいまでのメダカの稚魚には、ゾウリムシが欠かせない感じ
その理由は主に3つ。
- 針子の口にも容易に入るほど小さい
- 水に溶けて水質を悪化させることもない
- 生き餌なので食いつき抜群!
ゾウリムシとは?
体長0.2mmほどの動物プランクトン
ゾウリムシは簡単に増やせます
もしかすると、すでに「ゾウリムシ」をご存じかもしれません。



とはいえ、針子にくらべて、ゾウリムシがどれくらい小さいか、見たことありますか?
ということで…
針子がゾウリムシを食べる様子をご覧いただけます
※右下の
※スマホの自動回転機能がオンの場合、横向きが見やすいです
※1分20秒から拡大映像



ゾウリムシは生き餌なので、食いつきも抜群!
メダカの稚魚はいつから餌を与えればいい?
産まれたばかりの針子は、お腹に「ヨークサック」を備えています。


ヨークサックとは?
栄養分が詰まった袋
ヨークサックを栄養源にできるため、産まれて2~3日の針子には、エサを与える必要はありません。



ということで、針子に餌を与えるのは産まれて2~3日後だね!
ただし、ゾウリムシの場合、たとえ針子が食べなかったとしても、水に溶けて水質を悪化させる心配はありません。



産まれたばかりの針子でも、ゾウリムシを入れておけば、好きなタイミングで食べてもらえるね!
食べ残しても水質を悪化させることはない、こういった点も、メダカの稚魚のエサに「ゾウリムシ」がおすすめな理由です。
ただし、ゾウリムシを培養する生茶などが、濃くなりすぎるのには注意してください!
メダカの稚魚に餌を与える頻度は?
メダカは無胃魚(胃をもたない魚)です。



胃が無いということは、食い溜めできないということ
これから急成長していく針子ともなると、こまめな給餌が欠かせません。



5分ほどで食べきれる量を、1日に4~5回与えるのがおすすめ!
ちなみに、
- 胃のある魚:消化時間は約36時間
- 胃のない魚:消化時間は約30分
だそうです。
※参考:動物園用語辞典(旅探)
1日の日照時間が12時間だとして…
1日に4回餌を与えると、3時間に1回の給餌となります。
※暗くなってからの餌やりは、不調をきたす原因



消化にかかる時間が30分だと、2時間半ほどは胃が空っぽの状態ということになるね
これから急成長していく針子ともなると、やはり1日に4~5回の給餌が必要と思われます。
ただし、仕事などで餌やりが難しい場合、ゾウリムシを多めに与えておくのがおすすめ。



針子が好きなタイミングで食べることができるもんね!
【最後に】針子の餌に「ゾウリムシ」がおすすめな理由とは?
特に、産まれて10日くらいまでのメダカの稚魚には、「ゾウリムシ」が欠かせません。
理由は主に3つでした。
- 針子の口にも容易に入るほど小さい
- 水に溶けて水質を悪化させることもない
- 生きエサなので食いつき抜群!
世間でも言われるとおり、「ゾウリムシ」は針子におすすめな生き餌。



殖やすのもぜんぜん難しくないよ!
せっかく生まれてきた針子を昇天させないためにも、より早く成魚になってもらうためにも、ぜひゾウリムシを上手くご活用ください!