メダカの卵を初めて見つけたとき、感動とともに「ヤバッ」って感じでした。
何をどうすればいいか、わからなかったから…
同じような状況の方に、卵を見つけたらまずやるべきこととして、卵の「取り方」をご紹介いたします。
メダカの卵はこんな見ため!【画像あり】
メダカを飼い始めたばかりのころ、これが本当に卵なのか半信半疑でした。
こちらがメダカの卵です


有精卵は薄黄色で透明なのに対し、無精卵は白く濁ってるよ
卵のサイズは直径1mmくらい。


メダカの大きさからすると、わりと大きめなのかもしれません。
産卵床に付着させたまま孵化させるのは?
メダカの卵は、産卵床に付着させたままでも孵化します。
※孵化:卵をかえすこと
ただし、孵化率を少しでも上げたいなら、産卵床から取り離すのがおすすめ。



実は産卵床って、コケやエサの食べ残し・腐った無精卵・微生物など、色々なものが付着してるんだよね…
特に、エサの食べ残しや腐った無精卵は、卵にカビを生えさせる原因です。
たとえば、メダカ容器に浮かべていた産卵床をもみ洗いしてみると…


こんな感じ





画像ではよくわからないけど、汚れやゴマ粒のようなカイミジンコなど、うじゃうじゃしてるよ(汗)
※カイミジンコ:貝虫の仲間でメダカは好んで食べません
卵を産卵床に付着させたままだと、水カビの発生リスクが高まるため、産卵床から取り離して孵化させる方が無難です。
メダカの卵は手で取っても大丈夫?
あの透明で、いかにも弱々しそうなメダカの卵。



指で軽くつまんだだけで、プチンッと潰れちゃいそうだよね…
でも、ご安心ください!
潰れるのは無精卵だけで、ちゃんと生きている有精卵は、指でつまんだくらいで潰れることはありません。



その理由は「多精拒否」にあるそうだよ!
多精拒否とは?
他の精子が卵へ侵入するのを防いだり、胚を保護したりするためのシステム
※胚:精子を受けて卵の中で発生をはじめた幼生物
ニワトリの卵は白い殻なので、ちゃんと殻があることを認識できます。



メダカの卵は透明でわかりづらいけど、有精卵にはニワトリの卵の殻のようなものがあるとイメージしてね!
ちゃんと生きている有精卵であれば、手で取っても潰れることはありません。
卵を回収するタイミングは?
メダカが産卵してから、1時間は回収しない方が無難です。
産まれたばかりの卵は、まだ表面が硬くなっていないから。



卵が硬くなるまでに1時間ほどかかるよ!
産卵直後の卵を指でつまんでしまうと、簡単に潰れてしまいます。



メダカの卵はいつの間にか産まれてたりするけど、メスのお腹に卵が付くのはだいたい早朝だから、そこから逆算するといいよ!
卵を回収するタイミングは、産まれて1時間を過ぎてからです。
メダカの卵の取り方(産卵床から手で取る方法)
取り方には色々あると思いますが、わたしなりの方法をご紹介させていただきます。
まずは水道水を汲み置く容器と、採取した卵を入れる小皿を準備。


水道水を汲んでおきます。





カルキが入ったままの水道水でOK
メダカ容器から、産卵床を取り出します。







産卵床は、百均のセリアなんかに売ってるよ!
浮き輪から、スポンジマット(産卵床)を取り外します。





「どうやって?」といった箇所に、卵が付着していたりするので、浮き輪とスポンジマットは取り外して確認した方がいいよ!
卵を見つけたら、一つひとつ指でつまんで取り離します。


移動先は、水道水を張った小皿の中。


先ほど汲んだ容器の水道水を、小皿にも移しておきます。



メダカの卵はカルキ入り水道水で問題なし!むしろ卵の間はカビ予防のために、カルキが役立つよ
このとき、いくつかの卵が団子状になっていることがあります。
※卵の表面のネバネバが付着糸



指の腹でコロコロして一つひとつ卵をばらしておくと、水カビが発生しにくく、孵化率もアップするよ!
地味な作業ではありますが、卵をぜんぶ採取できました。





この後、小皿の水をメチレンブルー水溶液に交換するといいよ!
メチレンブルー水溶液の作り方はこちら
卵を取り終えたスポンジマット(産卵床)を、汲んでいる水道水でもみ洗い。





次に産まれてくる卵の、カビの発生を抑えられるよ!
スポンジマット(産卵床)を、浮き輪に取り付けます。


次の産卵に備え、メダカ容器に浮かべておきます。


産卵床に付着した卵を見つけたとき、卵の取り方はこんな感じ。



卵が付着したのが水草だとしても、取り方は同じようなものだよ!
メダカのお腹から直接採取する方法もあります
\ ただ今、amazonセール開催中!/
【最後に】メダカの卵の取り方
メダカの大きな魅力の一つに「繁殖」があります。



卵が孵化して、針子が育つ喜びは何物にも代えられないよね!
そんな価値ある体験に、ここでの内容が少しでもお役に立てれば嬉しいです。