メダカの孵化条件を調べてみると…
「光が重要」とか「日照時間は最低12時間以上」といった情報を見かけます。
しかしある時点から、ライトであれ太陽光であれ、メダカの孵化に光は不要だと感じていました。
そのことを第三者に伝える機会が多くなったため、一度きちんと検証してみます。
メダカの孵化条件から「光」を除くと絶大なメリットが!
メダカの孵化に光が絶対条件だとすると…
- 是が非でもライトが必要になる
- 是が非でも窓際に置かないといけない
- 是が非でも屋外に置かないといけない
など何かと制限がつきまといます。

でも、光が不要だとすると、状況に応じた柔軟なブリーディングが可能だよね!
ほぼ光の当たらない場所でメダカを孵化させてみた
昨日、採卵しておいた和墨白銀三色の卵。


ほとんど光の差さない棚に置いて、孵化するかどうか確かめてみます。


8月24日。


加温なしで問題ない時期です。


次の日


4コある卵のうち、一つが発眼していました。


2日後


すべての卵が発眼しました。


3日後


これまで同様、卵を入れた小皿は室内の棚の中。


すべての卵が、順調に発生しています。


※発生=受精卵が細胞分裂を繰り返し成長する一連の過程
4日後


間もなく孵化しそうな卵が見られます。


5日後


ついに1コが孵化しました。


6日後


残りの3コも無事に孵化。


メダカの孵化条件について、「光が重要」とか「日照時間は最低12時間以上」といった情報を見かけますが事実は異なりました。



ほとんど光のない場所でちゃんと孵化したね!
光なしで産まれた針子の健康状態は?
たとえ光なしで孵化したとしても…
針子に何らかの健康異常が見られるとしたら、やはり光の必要性が疑われます。



光なしで産まれた4匹の針子たちが、無事に成長するかどうかも確かめてみるよ!
先に産まれた1匹は、すでに屋外NV BOXに浮かべた隔離ケースの中。


産まれたばかりの3匹も、そちらへ移動してもらいます。


水合わせを済まして、小皿の水ごと移動。


産まれて5日後の様子


針子の様子を動画でご覧ください
産まれて2週間後の様子


和墨白銀三色の針子たち、すくすく元気に育っています。





光を当てて孵化させた針子とくらべ、成長スピード・餌食いの良さ・動きの俊敏性など何一つ劣る点は感じないよ
針子の様子を動画でご覧ください
【最後に】メダカの卵にライト・太陽光は不要!
メダカの孵化に光は不要です。
絶対に必要なのは、水温を最低20℃以上・最高32℃ほどに温められる「熱」だと覚えていてください。



メダカを孵化させるのに水槽セット一式なんて不要だよ!