針子の生き餌ならゾウリムシ!
しかし、その小ささゆえに、生茶や豆乳といった培養液ごと与えなければならず、針子への影響が気になります。
特に、しばらく経った培養液だと尚さら。
そんな古くなったゾウリムシの培養液をリセットして、新しくする方法があるのでご紹介いたします。
針子にゾウリムシの培養液は危険!
ゾウリムシを培養するとき、色々なものがエサとして使えます。
- 豆乳(無調整)
- 生茶
- 米のとぎ汁
- ビール酵母
どのエサを使用するかで、培養液から漂うアンモニア臭の度合いが違ってきます。

臭いの主な原因は、ゾウリムシのエサとなるバクテリアがタンパク質を分解するときに発生するアンモニアらしいよ
色んなエサがある中で、あまり臭くならないのが生茶による培養
ただし、生茶の濃すぎは針子にとって危険でした



生茶に限らず、メダカ飼育を想定していない物質が、針子の水にドバドバ入ってしまうのは心配だよね…
しばらく経った培養液となると、色んなものが腐敗してなおさら危険そう。
古くなったゾウリムシ培養液の水替え方法
準備すべきモノがこちら
- コーヒードリッパー
- コーヒーフィルター(紙)
- 濾した培養液を受けるコップ
- 水道水(塩素抜き)を入れた小さめ容器
- ゾウリムシ培養液



ドリップ式コーヒーの感覚で、ゾウリムシを濾していくよ!
ゾウリムシ培養液とコーヒードリッパー。







コーヒードリッパーの下には計量カップを置いてるけど、濾した培養液がこぼれなければ何でもOK
コーヒーペーパーを敷きます。


あとはゾウリムシ培養液を注ぐだけ。


培養液が濾されて、ポタポタと滴り落ちるのを待ちます。






通り抜けられなかったゾウリムシが、ペーパーに付着しているはず。





コーヒーをいれるときは、滴り落ちた液体(コーヒー)が大事だけど、ゾウリムシ培養液の水替えでは、濾したあとのペーパーが大事だよ!


塩素(カルキ)を抜いた水道水を準備しておきました。





ゾウリムシに水道水の塩素(カルキ)は禁物!
ペーパーを破っておきます。


ペーパーを水中でジャブジャブして、濾されたゾウリムシを水の中に払い落とします。


この中にゾウリムシが存在すれば、古い培養液と分離できたことになります。


この水をペットボトルに注ぎます。




ゾウリムシは存在しますね



これでゾウリムシの水替え完了!
ゾウリムシを濾せる網もあるみたいです



コーヒードリッパーなどを準備するのが面倒なら、ゾウリムシ用の網を使ってみてもいいかも!
水替え後のゾウリムシをさらに殖やしていく方法
豆乳での培養方法をご紹介しておきます。
エサとして使うのは成分無調整の豆乳。





調整豆乳を使っちゃうと、ゾウリムシは全滅してしまうよ!
※調整豆乳:飲みやすくするために無調整豆乳に砂糖・食塩・植物油脂などを加えた豆乳
1Lのペットボトルで培養するなら、豆乳を0.5mlほど垂らせばOK





百均なんかに売ってる、小さなスポイトがあると便利だよ!
ゾウリムシの入ったペットボトルに注入します。




塩素(カルキ)を抜いた水道水を、ペットボトルの7分目まで注ぎます。


浄水器で塩素を除去できるなら、浄水で大丈夫です。



水道水に対しゾウリムシの種水が少なかった場合、培養に時間がかかるけど、しばらくするとゾウリムシはちゃんと増えてるはずだよ!
ゾウリムシの種水とは、コーヒーペーパーをジャブジャブして、ゾウリムシを払い落としたこちら


ペットボトルのフタを閉めます。





培養の開始日を記入しておくと便利だよ!
豆乳などを撹拌するために、よく振っておきます。


ペットボトルのフタを口にのせた状態で、あまり日の当たらない室内で保管。


ゾウリムシは紫外線に弱いそうです。



ペットボトルのフタを開けておくのは、酸欠を防ぐためだよ!
フタをのせておくことで、雑菌などの混入を軽減できます。
一週間ほどで、ゾウリムシが増殖しているはずです。
ゾウリムシ培養中、毎日ペットボトルを振った方がいいのか?
毎日ペットボトルを振らなくてもゾウリムシは増殖します。ただし、培養液を撹拌したり、水面付近の膜を軽減したりするために、振った方がより好ましい印象です
追記
水替え後のゾウリムシを培養するなら…


コーヒーフィルターをジャブジャブするとき、水中に手を浸さない方が無難ですね。



雑菌の混入をできるだけ抑えるため!
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【最後に】ゾウリムシの水替え方法
針子が産まれて10日ほどは、ゾウリムシを与えるのがベスト!
培養はもちろん、水替えまでできると、ゾウリムシの年中ストックが可能です。



しばらく放置してゾウリムシが激減したとしても、水替え&培養できると、好きなときにゾウリムシを殖やしていけるよ!