メダカの水をつくるとき、日光で水道水をカルキ抜きします。
しかし、カルキはちゃんと抜けているのか、抜けたとして、それは本当に「日光」によるものなのか?
一度きちんと検証しておきたかったので、ちょっと実験してみました。
日当たりの良くないベランダでもカルキは抜ける
日光でカルキ抜きするメダカ愛好家さん、多いみたいですね。
午後のそら☀🐟
— 黒パグそらの気ままな生活。 (@aprilsky041910) March 16, 2024
暖かくなりました🤗母が愛でてるメダカちゃんが冬眠から覚め始め動き始めました👍冬の間は水槽の掃除はしないから藻だらけなのでそろそろ掃除する準備です🪣太陽で水のカルキ抜き🚰そらは天日干し🤣#パグ #黒パグ #メダカ pic.twitter.com/Wtuh8qnDYN
ビオトープのトロ舟を2つキレイにした。1cmぐらいのエビを全部捕獲するのが大変。ドサクサに紛れてヤゴが数種類いた。新しく水を貯めてしばらくカルキ抜き。ここにはメダカの卵を入れていく。 pic.twitter.com/P4fYsSJzI2
— 平林勇 (@hirabber) April 14, 2024
紅帝楊貴妃とアオイメダカのプラ桶立ち上げ
— おもちザダークネス (@ankokunodarknes) August 13, 2024
60リットルの容器に水と土を入れ、まずは日向に当ててカルキ抜きをする。
ここでのポイントは、あえて人工的なカルキ抜き液を使用しない所。
あくまで自然に近い状態でカルキ抜きを行った後に、水草を投入し最後にメダカを入れる。欲を言えばもう少し水草を pic.twitter.com/NuSfk6mxXJ
実のところ、日当たりの良くないベランダでも、水道水を3日も放置すれば、カルキが抜けるのはすでに確認済み。
とはいえ、それは本当に日光で抜けたのか?
- 蒸発しただけ
- 水に溶けてなくなった
- もともと長持ちしない
など別の要因も考えられます。
確信を得るために行ったのが今回の実験だよ!
水道水をペットボトルに入れて3日ほど暗闇に放置してみた
水道水を3日ほど暗闇に放置したあと、カルキが抜けていたら、日光以外の要因が考えられます。
逆に、3日経ってもカルキが抜けていないようであれば、やっぱり日光の影響が大きいことがわかるよね!
水道水の残留塩素をチェックした試薬がこちら
残留塩素が存在すると、水がピンクに染まります。
水道水からはカルキが検出されるのは、別の実験で確認済み。
実験開始
ペットボトルに水道水を汲みました。
ペットボトルのフタをせずに、シューズボックスの中に3日間放置しました。
電気をつけなければ真っ暗です。
3日後
ウォーターチェッカーで、すぐにカルキをチェック。
ピンクに染まりました。
画像ではかなり薄く見えますが、実際にはもう少し濃いピンクです。
しばらく時間が経つと、さらに濃いピンクになったよ!
実験結果からの考察
蛇口をひねってすぐの水道水とくらべると、かなり薄いピンクです。
やはり、時間の経過によっても、カルキは抜けるのでしょう。
しかしこの状態だと、まだかなりのカルキが残っているはずだよ
ベランダで3日も放置すればカルキは抜けますが、日光の当たらない暗闇では、3日間でカルキは抜け切れませんでした。
これで水道水のカルキ抜きに、日光が大きく影響していることがわかりました。
【最後に】水道水をカルキ抜きするのは本当に日光か?
日光を当てなくても、時間が経てばカルキは抜けるかもしれません。
しかし、短時間で水道水のカルキを抜きたいのであれば、間違いなく日光を当てるのが効果的です。
雑菌などの増殖リスクが高まるから、水道水を長く汲み置きするのはおすすめしないよ!
日光によるカルキ抜きについて、さらに詳しくはこちらをご覧ください