メダカの卵が産まれたとき、ちゃんと稚魚に育つのか心配ですよね。
そこで役立つのが、無精卵か有精卵かを確認できるメチレンブルーという薬剤。
青く染まった卵は「無精卵」と言われますが、実は落とし穴があるので、ぜひ続きをご覧になってください。
メチレンブルーは染色力の強い薬剤
メチレンブルーの原液に触れてしまうと、なかなか洗い落とすことができません。

メダカや卵にメチレンブルーを使用するときは、原液を薄めて使うよ!
青く染まった卵は本当に無精卵なのか確かめてみた
真偽のほどを、実際に確かめてみます。
昨日、採取しておいた卵。


水500mlに対し、メチレンブルー5滴を垂らし、水溶液をつくりました。


このメチレンブルー水溶液を、先ほどの卵の小皿に注ぎます。




8月20日に実験開始。


こんな時期ですね


次の日


本日の卵の状況。


卵の色がよくわからないので、水道水と交換。




水道水を張った小皿に、卵を移し替えました。





すべての卵が青く染まってるね
通常、青く染まった卵は廃棄しますが、本当に無精卵どうか確かめてみます。
2日後


暑い時期なので、卵は屋外で管理。


昨日は青く染まっていた卵。


水道水で水替えして一晩たつと、青くなくなった感じ。
よく観察してみると、無精卵どころか有精卵で発眼してきました!


5日後


結局、ほとんどの卵が孵化しました。





こんなふうに、青く染まったからといって、必ずしも無精卵とは限らないんだよね…
濃いメチレンブルー水溶液は有精卵まで青く染めてしまう!
もう一度確認です。
メチレンブルー水溶液に浸して、一晩たった卵がこちら




水道水で水替えして、もう一晩たった卵がこちら





メチレンブルー水溶液が濃すぎると、有精卵まで青く染めちゃうんだよね…
ちなみに、水1Lに対し、メチレンブルー2滴でつくった水溶液に一晩おいた卵がこちら


水溶液の青みは薄いけど、ちゃんと無精卵を染めています。



ということは、メチレンブルー水溶液の濃すぎがNGなんだね!
適切なメチレンブルー水溶液のつくり方は、こちらをご参照ください



メダカの飼育容器に、メチレンブルーを直接垂らしちゃうと、濃度がわかりづらくなるよ!
一連の流れを動画でご覧いただけます。
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【最後に】メチレンブルーの濃すぎに注意
メダカの卵が産まれたとき、ちゃんと稚魚に育つかどうか、メチレンブルーで確認できます。
ただし、水溶液が濃すぎると、有精卵まで青く染めてしまうので注意してください!
メチレンブルーはメダカの病気の治療にも役立ちます